d i s c o g r a p h y / s k e t c h 2 0 0 6
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go taneda / sketch 2006

1. sketch 2006   22'22"

release date_2006.11.11
price_1,500yen (without tax)
price_1,575yen (with tax)

composition: go taneda 2003-2005
recording: go taneda at suara studio 2006
offered material: junkosatho
mastering: kimken at kimken studio 2006
cover design: hidehiko miura
cooperation: taguchi

<取扱店>
タワーレコード新宿店9階 *
タワーレコード渋谷店5階 *
タワーレコード大阪マルビル店 *
タワーレコード神戸店 *
HMV渋谷店3階 *
全国のタワーレコード
全国のHMV
diskUNION各店
NADiff modern
gallery 5
warszawa

 * = ご試聴いただけます

<web shop 取扱い>
@TOWER.jp
HMV
diskUNION
omega


<レビュー>
タワーレコードフリーマガジン「intoxicate」
Real Tokyo
artscape


©
hidehiko miura

<コメント> *フライヤに掲載されているものです。

・小沼純一 (音楽評論家)
音楽はいつのまにか、いつでもどこでも聴けるし、また聞きながせるものなってしまった。ヘッドフォン・ステレオをつけて街中を歩く。部屋でステレオをかけながら何かをする。それがあたりまえで、音楽はどんなものでも BGM化しているかのようだ。それはジャンルとは関係がない。ロックでもジャズでもクラシックでも現代音楽でもおなじだ。メディアをとおしてジャンルが平等化するだけではなくなってしまったのだ。だが、そうした「聞きながし」に抗う音楽がある。それもまた、メディアをとおしてこそ実現される。種子田郷は、舞台の仕事をすることが多いし、今度のアルバムもそうした作品に由来するのだが、これを自室に、あるいはヘッドフォン・ステレオで耳にすることによって、聴き手は否応なく、BGMではなく「聴く」ことへと指令されている。命令ではない。やめようと思えばやめることはできる。そうではなくて、何が起こっているのか、何を聴きとるのか、聴き手の欲望を刺激し、誘う。好奇心を刺激し、誘惑し、指令する。そして、瞬間瞬間に耳をそばだてさせられ、気づくと、終わっている。まさにその「聴く」時間の体験をする。もちろん、ステージとともにある音楽であり、その文脈からはなれていることは、もともとのありようとは違うのかもしれないが、それがまた別のかたちで、BGM化する音楽作品、音楽環境を逆撫でし、音楽の、聴くことの問いなおしをしていることに、ぼくはひそかに種子田郷へのエールを送る。

・石井達朗 (舞踊評論家)
時間を収縮させ膨張させる電子音は、水墨画のような濃淡を描き、皮膚にまとわりつく。

・森山開次 (ダンサー)
種子田氏の音は、人の体に壮大な世界が広がっていることを気付かせてくれます。

・津村禮次郎 (能楽師)
無機的に耳障りに聞こえる音が、ある時ふと、有機的に感じ、自然界のある現象を空想させてくれる。

・美加理 (俳優)
胃袋が圧し拡がる。つまり、「山の巨人たちの晩餐会」に招かれたような感覚。むしゃぶりつきますね。

・香瑠鼓 (振付家)
最初そこは不思議な生き物がいると思った。その生き物はあらゆるものに変化し、空間にとけだし、とうとうきたか、ヤバイと思った。異次元に行くことに私はまだなれていない。でもその甘美な体験は私たちの肉体を、新しい時代の種へといざなう。そういう生き物が一匹いつもそばにいてほしい。
 

 
©hidehiko miura

・Andreas STUHLMANN (Real Tokyo) NEW!
「sound+dance+visual」でも知られている種子田郷は何年も同じ音源と付き合い、微視的な音を徹底的に編集しながら作品を作っている。03年から、森山開次のパフォーマンスへの参加を経て刻み上げてきた新曲がついに、わずか22分のCDとして具現化された。岩のように壮大、と同時にホコリのように細かい音たちが生きているかのように(いや、生きている、確かに)スピーカーを揺らしながら部屋の中を移動する。この究極なサウンド・スカルプチャーはしかし、再生するPAや空間まで考えて実現したものだから、理想的な環境で聴きたい。家のリビングではなく……。


<CD取扱店のコメント>

・TOWER RECORDS新宿店 池田敏弘
音の存在感に徹底してこだわり、独自の音響開発で注目を集める田口製作所と共同で創作を行う種子田郷の新作が発表された。種子田の作品は実際その音が一番良い存在感を得られる様組まれたシステムの中で体験するのが理想だ。そこまでを責任を持って自身の表現としているからだ。なので、是非とも公演にも足を運んで頂きたい。この作品ではアカデミックな電子音楽に見られる音圧の起伏、時間軸の捉え方を想起させ、その研摩された音素材の扱い、配置にも独自の美学を端々から感じさせる秀逸な電子音響作品である。

・HMV渋谷店 清水靖久
電子音楽の作曲家:種子田郷によるEP。これは物凄く深遠なる音世界を展開!!「音」が「音」である理由を考えさせたれる様な意欲作と言えるでしょう!!かすかな空気の流れや気配を体感できるような面白い世界が展開されています!!アルゼンチンの音楽家RAFAEL TORELや現代音楽、叉はフルクサス諸作品やイーノのアンビエント作品、トニー・コンラッドのドローンな世界同様、試聴機でどう?っていうよりも家でゆっくりと聴いて欲しい作品です!!大推薦!!

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