第24回<東京の夏>音楽祭2008 関連公演

project suara
新作

音  響  音  楽  詩
PARADISO

本作品のために構築されたスピーカーシステムによる微細な音響空間と
映像要素を用いた表現によって増幅される身体の共鳴。
声、トランペット、ラップトップ、空間表現の4人が対話し、
刻々と移り変わる息・祈り・うたと原始の記憶の気配を身体が奏でるライブです。

アップリンクファクトリー
2008年7月26日(土) 14:00
開場は各開演の30分前

一般前売:2,000円 一般当日:2,500円(税込)
ご来場ありがとうございました

ラップトップと声のためのダイアローグ
「不可視の身体としてダンスするラップトップのライブ演奏と、
時空を自在に行き来する記憶の身体=声とが、宙に描く生きた文様。」


   
©三浦秀彦

構成・演出:project suara
ラップトップ:種子田郷
声・楽器:さとうじゅんこ
トランペット:川村祐介
美術・プログラミング:三浦秀彦
音響システム:Taguchi


チケット取扱い・お問合せ
eメール: factory@uplink.co.jp (アップリンクファクトリー)
ticket@suara.jp (project suara)
Phone: 03-6825-5502 (アップリンクファクトリー)
  03-3907-0790 (project suara)
チケット予約: お名前、ご連絡先、枚数を、メールまたはお電話にてお知らせ下さい。当日、窓口にて前売料金にて取り扱いさせていただきます。
* メールの件名を「PARADISOチケット申込み」として下さい。


主催: project suara
共催: UPLINK FACTORY
協賛: 第24回<東京の夏>音楽祭2008
project suara
種子田郷・さとうじゅんこによるサウンドアートユニット。'01年4月結成。舞台作品への参加を経て音響開発・技術者との共同作業の蓄積から、音響システムを「豊かな音楽表現のための楽器」として捉えた独自の立体音響理念を獲得、ダンスや映像・美術・衣装など多分野のアーティストとの対等な創造行為の可能性を追求した公演シリーズ「sound+dance+visual」を、横浜市創造的芸術文化活動支援事業や<東京の夏>音楽祭などの助成金を受けて主催。若手を中心とした現代日本の美意識を積極的に取り入れ、時代性・地域性を背景としながらも力強い直感に満ちた作品作りを行う。'07年「vision in black」(ジェノヴァ・テアトロデッラルキヴォルト、セストサンジョヴァンニ・スパツィオミル)、'06年「セクエンツィア〜さひづる庭」(横浜美術館・グランドギャラリー)等を発表。さらには、ジャワガムランなどの生楽器演奏や声への音響的アプローチを行う。近年では、音楽療法や機器開発の現場へと応用の場をひろげるほか、幅広い分野・文化的背景を持つ若手芸術家との交流・知的共同作業を行い、グローバリズムの抱える問題とも向き合いながら創造力豊かなアートネットワークの構築を目指す。

種子田郷
音楽家。サウンドアートユニットproject suara主宰・プロデューサー。サウンドが主体性を帯びた不可視の身体として存在するという独自の音響表現を確立、音響開発・技術者のTaguchi等との共同作業を重ね、リアルでジオグラフィカルなサウンドプロジェクションを実現。舞台芸術に数多く参加し、ダンサーの森山開次、能美健志、神村恵、東野祥子等との作品で徹底した音響デザインによるシステムを導入しラップトップでのライブ演奏を行う。他に能楽師・津村禮次郎、舞踏家・室伏鴻らと共演。「存在感のある音」(NYtimes)、「水墨画のような濃淡を描き、皮膚にまとわりつく電子音」(舞踊評論家・石井達朗)と評される。'06年 CD「sketch 2006」リリース。CD「60 sound artists protest the war」(ATAK)参加。ジャワガムラングループsuara所属。'08年2月 ラップトップオーケストラ&石川高(Kennedy Center)出演、美加理×種子田郷「Flowers’」(青山円形劇場)発表。3月 ON-COO projectによるSympho CanvasR コンサート「森のサカナ」で64chマルチトラック作品を発表、新作CD「vision in black」リリース。今後の予定としては11月 森山開次「OKINA」のヨーロッパツアーと'09年2月 新国立劇場公演に参加。

さとうじゅんこ
秋田市生まれ。作曲家。歌い手。project suara主宰・ディレクター。東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ専攻修了。フランスアクスマティック音楽の作曲と演奏に触れ独自の時空間芸術の実践に取り組む。主催公演シリーズ「sound+dance+visual」で構成・演出を手がけダンスや映像との共演多数。'08年 ON-COO主催 Sympho CanvasR コンサート「森のサカナ」、'07年 イタリア2都市で発表した「vision in black」で構成・演出・出演。'07年能美健志ソロ作品「ビオトープ」構成・演出。'05年能美健志&ダンステアトロ21「四季」にヴォイスパフォーマーとして出演。'04年 森山開次「あらはさのくう」音楽担当。一方で、日本人としては数少ないジャワガムランのシンデン(女声歌手)として演奏活動を行う。ガムラングループsuara代表。今後の予定としては6月24日「月見ル君想フ」に乃木坂界隈バンド(うた+ジャワガムラン)で出演。

川村祐介
'81年東京生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶが中退、多くを独学で学び即興演奏を中心とした活動を始める。声や呼気に含まれる音の深みに惹かれ、トランペットの響きの中にそれらを模索する。短距離走者だった経験から身体への意識が強く、それは楽器の響きに向かうだけでなく日本人としての身体性やそれに伴う文化への興味にも繋がる。それらはちょうど円環状に手を結んでいる。トランペットの他、ピアノやエレクトロニクスなどを演奏し、横川理彦氏、大谷安宏氏らと共演、その他様々なセッションに参加。デザインや写真撮影などの仕事も請負う。小山裕史氏に初動負荷理論、中村明一氏に呼吸法の指導を受ける。

三浦秀彦
デザイナー。Cloud Design 代表。66年岩手県生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒、同大学院修了。ヤマハ株式会社デザイン研究所勤務後、97年渡英、ロイヤル・カレッジオブアート(RCA) ID&Furniture(MA)コースでロン・アラッドやアンソニー・ダンに学ぶ。00年クラウドデザイン設立。プロダクト、家具、空間、インタラクション等のデザインの実践と実験を行い、日常の中にある創造性や意識と現象の関係性を思考している。また、90年代より地平線や地形、大気をテーマに身体性やインタラクションを意識したインスタレーションの制作と発表を続ける。96年「最も遠くにある音に耳を傾け、それに音をつけ加えてみる。」Gallery Canolfan(名古屋)、01年「大気の地形にそって」Gallery Art Space (東京)、04年「等高線を辿って」日本科学未来館(東京)、「Tube/Cave」BankArt 馬車道(横浜)などがある。project suaraによる「art live - sound+dance+visual」シリーズでは、インスタレーションや美術、グラフックデザインを担当。